昨年、キャス友さんから

昨年、キャス友さんから
「Martin D-35が欲しいと思っています。
ローズウッドのボディの音を味わいたいと
思っています。
中古で良さそうなのを探して下さい。」と言われ
時間を見つけては探していた。

先月、同じ市内に新しい楽器店ができていて
そこの在庫にMartin D-35があった。
できた楽器店にも興味を持ち、
行ってみることにした。

そのD-35は1974年製で
ブルーケースの時代の1品だった。
試奏させていただいたが
音はとてもやわらかい、、しかも太い音だった。
1970年代のD-35としてはとても良い1品だと思い、
キャス友さんに話した。

キャス友さんは悩んだものの、購入を決断。
昨日、引き取りに行ってきた。

このMartin D-35は、いくつか問題点があった。
普通に弾くには弾けるのだが、

指板エンドがボディに沈み込みはじめている。
ブリッジ下の表板が膨らみはじめている。
上記のことにより弦高が高くなっている。
ラッカーチェック多数(割れは無し)
サウンドホール上部に深めの打コンがある。
ケースの留め金が1個破損している。

そういう状態だった。

しかし、音は新品より格段に良いと感じ
キャス友さんに話したのだった。

引き取ってきて、
楽器店では見れなかった細部まで確認した。
その上で、
サドルをこのD-35にあわせて作ることにした。

指板と弦の平行角度や
ナット溝の基本弦高を調整することにより
ブリッジへの張力を軽減した。
ブリッジ下の膨らみは少なくなり
弦高は問題ない状態までさがった。

そのまま、ツイキャスで2時間ほど
弾きまくってしまった。
聴いてくれた友人達からも
このD-35の音は好評でした。

良かった。。

明日、このD-35を購入するキャス友さんの元へ
届けに行きます。

裏板3ピースのD-35を引き取ってきた記念に
我が家の3ピースバックのMartin D-76と
ツーショットで記念撮影しました。

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