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12年前のその夜、
ある少女がこの世に生まれました。
それは、たしかに祝福されるべき“命の灯”。
けれど、その日からずっと——
彼女の周囲では、「何か」が付きまとっているのです。
それでも、彼女は言います。
「お誕生日は、祝ってほしい」
「こわい話のあとでも、ちゃんと笑いたい」
だから今夜、絶望の壁で語られるのは
“おそろしい話”と“あたたかな拍手”が混ざり合う、唯一の誕生日会。
どうか、あなたのその手で。
この少女の12歳を祝ってあげてください。